完全な不安定という安定した日常blog

完全な不安定という安定した日常を送っています。
そのような日々の中で、
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心理学や研究のことを記録していきます。
ブログ・研究のキーワード:甘いもの、心理学、被援助志向性、援助要請行動(help-seeking behavior)、学生相談、学生支援、大学生、発達障害、ヘルピング・スキル(helping skills)などなど。
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困ってるけど、これって誰に聞けばいいの?〜大学生のための上手な援助要請の“使い方”・事務手続き編〜
大学の高校までとの大きな違いの一つに、
”担任”の存在の有無があげられます。

大学にもクラス担任・学年担任を置いている学校が多いと思いますが、
大学の担任の先生を、高校までの担任の先生のようにイメージしていると、
だいぶ戸惑うことがあるかもしれません。

高校までは、連絡事項の伝達、配布書類、提出書類の受け渡しなどなど、
多くの場合、担任の先生を通して行われることが多かったと思います。
なので、何かわからないこと、困ったことがあれば、
担任の先生に質問すれば解決することが多いでしょう。

では、大学ではどうでしょうか。
大学でのそういった事務的な連絡や手続きは、
多くの場合、学生本人が、それぞれの業務を担当する事務局の部署へ行って手続きしたり、
あるいは呼び出されたりします。
(もちろん、担任の先生を通して行われることもあります)

例えば、
授業の履修登録では教務課へ、
就職関係のことではキャリアセンター・就職課へ、
奨学金の申請やサークル活動などでは学生課へ、
などなど(学校によって名称や担当は異なります)。

でも、そのようなシステムに慣れていない新入生にとっては、
最初はハードルが高いかもしれません。
新入生にとっては、新しい環境で、これまでとも様々なシステムが違う中で、
わからないことが多く、
そして、その自分が困っていることを、どの部署で手続きしたり、質問したり、相談したりすればいいのかと、そこでさらに困ってしまうことが多いようです。

また、次のように思ったり、考えたりする学生さんも多いのではないでしょうか。

「間違った部署に行ってしまって、職員さんに怒られたらどうしよう・・・」
「自分が困っていることを、うまく説明できるかな・・・」
「なんでそんなことわからないの、って叱られたらどうしよう」
「初対面の人と話すの、苦手・・・」
「あの部署のあの職員さん、なんか苦手・・・」
「なんか職員さん、忙しそうにしているから、声かけづらいな」

さて、どうしましょうか?

ここで、上手に援助要請を使うとしたら・・・

・どの部署でも、どの教職員でもいいので、一度話したり、質問したりしたことのある人の所へ行ってみよう。

初めての部署、初対面の人よりも、以前質問したり、事務手続きをしてもらったことのある人の方が話しやすい・行きやすいものです。その人がいるのを見計らって行ってみましょう。例え、担当が違う部署の人であっても、どの部署に行けばいいか教えてくれるはずです。大学の中に、一人でいいので、顔見知りの職員さんがいると、困った時に色々助けてもらえるでしょう。そういった援助を求めやすい人、適切な援助をしてくれそうな人を見つけることも大学生活を送っていく大切です。

また、最近では、どんな相談でものってくれる「何でも相談室」のような場を設置している大学も増えてきているので、そういったところに質問に行くのも一つです。

もちろん、担任の先生(チューター、ゼミの先生などなど)も、身近な相談相手になってくれる存在です。ただ初めに、”担任”について触れましたが、高校まではだいたい一日に一度は担任の先生会う機会があったと思いますが、大学ではそういったことはまれでしょう。1週間全く会うことがない、ということもよくあることです。

また、担任の先生に会いたいと思っても、大学の先生は、毎日大学にいるとは限りません。
学校にいても、会議や研究などのため、会えないことも多いです。
ですので、担任の先生や相談しやすい先生が、何曜日に来ていて、どの時間なら会うことができるのか、チェックしておくとよいでしょう(オフィスアワーをチェック!)。
(大学の先生への援助要請については、また別の機会に取り上げたいと思います。)


他にも、
「まだ新入生だしわからないのが当然なんだから、とりあえず行ってみよう」
「間違えたり、わからないのは、誰にでもあることだし、間違えたからって、別に自分の評価に影響するわけじゃないんだし」
「職員さん(担任の先生)、忙しそうにしてるけど、とりあえず声をかけてみて、いつなら時間が取れそうか、聞いてみよう」
、と自分に言ってみるのもいいかもしれません。

誰かに上手に相談に乗ってもらうには、コツがあるかもしれませんね。

そんな上手に援助要請するコツについても、今後紹介できればと思います。

| massa | 大学生のための上手な援助要請の“使い方”のお話。 | 02:32 | comments(0) | - |
きっかけづくりとしての援助要請の使い方〜入学当初編〜
他者に助けを求めること(援助要請)は、
大きくとらえれば、
そこには自分と他者とのやりとりがうまれるので、
”コミュニケーション”と捉えることができます。

他者に助けを求めるという目的・意図でなされた行動は、
必ずしもその目的・意図のみでだけ機能するわけではありません。

例えば、他者に助けを求めることが、初対面の人との関係づくりのきっかけになることがあります。

大学生が入学した場面を考えてみましょう。

大学新入生は、これまでの高校とは異なる、大学のシステムに戸惑うことが多いようです。
単位制、クラスがない、クラスがあったとしても固定したクラスの教室がない、学年が違うのに同じ授業を受けている、シラバスがある、などなど・・・・、
数え上げたらきりがありません。

そんな時、大学の教職員、担当の窓口にわからないことを聞きに行く、相談しにいくという、解決方法もありますが、
このチャンスを友達づくりのきっかけに使うこともできるのではないでしょうか。

隣に座っている人、同じクラスの人に話しかけたいけど、
何を話したらいいのかわからない、話すきっかけが作れない。

きっとこれは、あなただけではなく、多くの学生さんが感じていることだと思います。
そして、大学のシステムに戸惑うのも、あなただけではなく、多くの学生さんが感じていることだと思います。


では、ここで援助要請を使ってみましょう。
大学のシステムのことなどでわからないことがある時、不安なときなど、
近くの人、友達になりたいなと思う人に、質問して(助けを求めて)みましょう。

「いま、あの先生が説明したことわかった? これでいいのかな?」
「この書類、どこに提出すればいいのかな? 教務課ってどこにあるか知ってる?」
「この授業の教室、どこかわかる?」

相手が教えてくれれば、問題も解決しますし、
たとえ相手もわからなくても、
「やっぱり、わかんないよね。誰がわかるかな? 一緒にわかりそうな人探しに行かない?」などと、話を続けて、その相手との関係を築いていくことができます。

みんな、新しい環境でわからないことばかりなので、
「こんなこと質問したら、バカにされるかな?」
「履修の説明を聞いててもよくわからないけど、自分だけわかってないのかな」
という心配は無用です。みんな、同じスタートラインです。

助けを求めることで、自分のわからないことが明らかになると同時に、
その相手と関係をつくるきっかけにもなります。

これは、学生同士のことではなく、教職員に対しても同じだと思います。
大学の入学当初に、大学教職員の方に声をかけたり、質問しておくと、
きっとその後も、話しかけやすかったり、質問しやすくなるでしょう。

ぜひぜひ、入学当初は、きっかけづくりのためにも、上手に援助要請を使ってみてください。(もちろん、わからないことが解決すればなおよし!)
| massa | 大学生のための上手な援助要請の“使い方”のお話。 | 01:55 | comments(0) | - |
大学生のための上手な援助要請の”使い方”。
このブログでもちょこちょこ取り上げている援助要請(help-seeking)について、
大学生(大学進学を考えている高校生)に向けて、情報発信したいと思います。

私は主に大学生の学生相談に対する援助要請(学生相談室を利用することについての意識・態度・行動)に関心を持っています。
大学生のみなさんがより充実した学生生活を送れるよう、援助要請の観点から、大学生のみなさんのお手伝いできればと思っています。

その試験的な試みとして、援助要請を上手に使って学生生活を送る方法やヒントをお伝えしたいと思います。援助要請に関する研究や、私自身のまだまだわずかな大学での経験を基に考えてみたいと思います。

そもそも、大学生がこのブログを見ているのか・・・、という根本的な疑問もありますが、そこのところは気にせずに、ふと思いついたり、気が向いたときに更新したいと思います。
| massa | 大学生のための上手な援助要請の“使い方”のお話。 | 19:39 | comments(0) | - |
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