完全な不安定という安定した日常blog

完全な不安定という安定した日常を送っています。
そのような日々の中で、
読んだ本や日常のこと、
心理学や研究のことを記録していきます。
ブログ・研究のキーワード:甘いもの、心理学、被援助志向性、援助要請行動(help-seeking behavior)、学生相談、学生支援、大学生、発達障害、ヘルピング・スキル(helping skills)などなど。
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書籍紹介:『中学生における友人との相談行動: 援助要請研究の視点から』

前回の『エイズ相談利用促進に関わる規定要因の心理学的検討』に続けて、

援助要請本の紹介です。

 

『中学生における友人との相談行動: 援助要請研究の視点から』(ナカニシヤ出版)

 

著者は、またまた援助要請研究会をはじめ大変お世話になっている

立正大学の永井智先生です。

 

利益・コストの視点を軸に、

中学生の友人に対する相談行動の8つの研究から構成されています。

 

わが国の援助要請研究では、

中学生の友人への援助要請をはじめ、

大学生・他のサンプルや専門家への援助要請を対象とした研究でも、

永井先生の論文はたくさん引用されています。

援助要請スタイル(永井, 2013)も忘れてはいけません!

 

諸外国では、専門家への援助要請の研究が多いですが、

友人などのインフォーマルな援助者への援助要請研究は、

わが国のユニークな援助要請研究かもしれません。

 

実証研究に基づいた実践につながる示唆が盛りだくさんです。

 

援助要請研究に興味のある学生や研究者、

そして、学校現場の先生やスクールカウンセラーなどの実践家にも、

ぜひオススメしたい一冊です!

 

| massa | help-seeking 援助要請 | 19:44 | comments(0) | - |
書籍紹介:『エイズ相談利用促進に関わる規定要因の心理学的検討』

今年は援助要請本がたくさん刊行されています!

たびたびに紹介させていただいている『援助要請と被援助志向性の心理学』のほかにも、

すでに2冊刊行されてます。

 

今回は『エイズ相談利用促進に関わる規定要因の心理学的検討』(風間書房)です。

著者は援助要請研究会立ち上げからお世話になっている、

山梨英和大学の飯田敏晴先生です。

 

世界的には、新規HIV陽性者報告数・エイズ発症者数減少傾向ながら、

日本では、増加あるいは横ばいの状況とのことです。

 

このような現状に対して、いかにエイズ相談行動を促進するかという

予防的な視点・介入が重要となります。

 

そのような問題意識のもと、エイズ相談意図・行動に関連する要因を明らかにし、

そしてエイズ相談意図・行動を促進するための介入研究がまとめられています。

 

HIV/AIDS領域の実践家・研究者や関心のある方、当事者の方、

そして、予防的な観点からはすべての方に知っていただきたい研究知見です。

 

| massa | help-seeking 援助要請 | 20:50 | comments(0) | - |
【援助要請本でました!】『援助要請と被援助志向性の心理学: 困っていても助けを求められない人の理解と援助』

ついに出ました、援助要請本!

私は「学生相談への援助要請」について書かせていただきました。

自信を持ってオススメできる「援助要請本」になりました。

対人援助職の方に、お手にとっていただけたらうれしいです!

| massa | help-seeking 援助要請 | 20:45 | comments(0) | - |
【援助要請本出ます!】『援助要請と被援助志向性の心理学: 困っていても助けを求められない人の理解と援助』

援助要請本が出ます!

 

援助要請・被援助志向性の研究・実践の最前線が詰まっています。

序文には、なんとhelp-seeking研究の世界的権威 Rickwood先生(オーストラリア・キャンベラ大学)から

推薦のお言葉をいただきました。

 

構成は以下のとおりです。対象・領域を幅広くカバーしています。

 

第I部「理論編 援助要請研究の歩み」

第1章 援助要請・被援助志向性の研究と実践

第2章 これまでの援助要請・被援助志向性研究

 

第II部「援助ニーズを持つ人の理解〜費援助者はどのように援助を求めるのか」

第3章 子どもの援助要請

第4章 親の援助要請

第5章 教師の援助要請

第6章 看護師の援助要請

 

第III部「援助実践の現場から〜援助要請を考慮した援助方法・システムの構築」

第7章 スクールカウンセラーへの援助要請を促す支援

第8章 医療機関への援助要請

第9章 学生相談への援助要請

第10章 自殺と援助要請

第11章 HIV/AIDS予防と援助要請

第12章 ひきこもりの援助要請

 

第IV部「援助要請研究の応用と展開」

第13章 メンタルヘルスリテラシーの重要性

第14章 援助要請プログラム開発と評価

第15章 援助要請の社会心理学

第16章 今後の援助要請研究における理論的課題と実践的課題

 

対人援助職にかかわる実践家の方、研究者の方、それぞれを志す学部生・院生に

オススメの1冊です!

 

金子書房さんからでます!

http://www.kanekoshobo.co.jp/book/b280923.html

 

3月刊行予定です!

| massa | help-seeking 援助要請 | 19:44 | comments(0) | - |
【援助要請】キャンベラ大学のRickwood先生が来日します!3/2・3/4に研修会!

援助要請研究の世界的権威であるキャンベラ大学のリクウッド(Rickwood)先生が来日され、

コミュニティ心理学会の研修会で講演されます!

 

3/2(木)は立正大学品川キャンパス、

3/4(土)は大阪教育大学天王寺キャンパス、

 

と東京・大阪で開催されます。

 

援助要請に興味・関心をもち実践・研究をされている皆様、

ぜひご参加ください!お待ちしています!

 

詳細は、コミュニティ心理学会のHPをご参照ください。

楽しみ!

 

コミュニティ心理学会HP

 

| massa | help-seeking 援助要請 | 19:55 | comments(0) | - |
論文情報:大学生の抑うつ症状経験時の援助要請行動のプロセスと関連要因の検討

論文情報です。

 

木村真人 2016 大学生の抑うつ症状経験時の援助要請行動のプロセスと関連要因の検討 CAMPUS HEALTH, 53(2), 133-138.

 

実際の抑うつ症状を経験をした学生を対象に、そのときの援助要請行動、およびその関連要因を検討した研究です。

 

主な結果は(要旨より)、

 

  1. 抑うつ症状に対して何も対処しなかった学生の割合は約15%、自力のみで対処した学生の割合は約17%
  2. 学生相談機関への援助要請行動を検討した学生のうち、約36%の学生が実際には援助要請行動をしていなかった
  3. 他者への援助要請を検討するか否かでは、精神的苦痛、ソーシャル・サポートが関連
  4. 学内の学生相談機関への援助要請行動を検討するか否かでは、問題の深刻殿評価と心理専門職に対する援助要請への無関心が関連

 

CAMPUS HEALTHは、全国大学保健管理協会の機関紙です。

今年から冊子版はなくなり、HP上での会員のみへの公開となりました。

 

| massa | help-seeking 援助要請 | 20:01 | comments(0) | - |
論文情報:大学生の抑うつ症状経験時の援助要請行動のプロセスと関連要因の検討
投稿していた論文が採択されました。

木村真人 (印刷中) 大学生の抑うつ症状経験時の援助要請行動のプロセスと関連要因の検討 CAMPUS HEALTH, 53(2)


CAMPUS HEALTHは全国大学保健管理協会の機関紙です。
全国大学保健管理協会のHPはコチラ
刊行は5月の予定。

遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
| massa | help-seeking 援助要請 | 20:55 | comments(0) | - |
2015年度 援助要請研究会(3/25)のご案内
2015年度の援助要請研究会が2016年3月25日(金)に
大阪教育大学天王寺キャンパスで開催されます。
詳細は援助要請研究会HPをご参照ください。
援助要請に興味・関心のある方、ご参加をお待ちしています。

援助要請研究会HP
| massa | help-seeking 援助要請 | 21:56 | comments(0) | - |
論文情報:Online Journal of Japanese Clinical Psychology
日本心理臨床学会のオンライン英語版の学会誌
Online Journal of Japanese Clinical Psychology
が、今年から刊行されました。
会員は学会HPから閲覧できます。
現在、vol.2まで刊行されています。

これまで計4本の論文が掲載されていますが、
なんとそのうちの2本が援助要請関連の論文!

「心理臨床学研究」は学会誌が届きますが、
Online Journal of Japanese Clinical Psychologyは
今のところ、自分から学会HPにアクセスしないと、
最新の掲載論文の情報などが届かないのです。
せっかく刊行したのだから、情報発信についてもう少し工夫してほしいな。

以下、援助要請関連の論文情報です。

Maekawa, Y. & Kanai, A. (2015). ffects of Sekentei on seeking psychological help in Japan: The interaction effects of moderating factors based on the theory of reasoned action. Online Journal of Japanese Clinical Psychology, 1, 1-12.

Ina, M. & Morita, M. (2015). Japanese university students’ stigma and attitudes toward seeking professional psychological help. Online Journal of Japanese Clinical Psychology, 2, 10-18.
| massa | help-seeking 援助要請 | 20:16 | comments(0) | - |
『援助要請のカウンセリング: 「助けて」と言えない子どもと親への援助』
北海道教育大学の本田真大先生から
ご著書『援助要請のカウンセリング: 「助けて」と言えない子どもと親への援助』
をご恵贈いただきました。
本田先生、ありがとうございます!

わが国でもここ10年くらいの間で
援助要請に関する研究の知見が蓄積されてきました。

なぜ人は、困ったり悩んだりしていて、
誰かに助けを求めれば解決するかもしれない状況でも、
助けを求めないのか。

そのような臨床現場や日常で感じる疑問・問題意識が
援助要請研究の出発点といえます。

しかしながら、
本田先生が「おわりに」で書かれているように、
私自身も、援助要請の研究を進める中で、
実践と研究との距離を感じることがありました。
今もまだまだ格闘の日々です。

さて本書を一言で表現するとすれば、
「つかえる援助要請!」

援助要請研究の知見や、援助要請の観点を
臨床現場でどのように使うのか・活用するか、
その具体例やヒントが盛りだくさんです。

援助要請は使えます!

そのことをわかりやすく示している本だと思います。

「助けて」といえない子どもや親への関わりに悩んでいる方、その心理を理解したいと考えている方、
援助要請研究に取り組もうと考えている方、
そのような方にお勧めの一冊です。

一気読みしてしまいました。
 
| massa | help-seeking 援助要請 | 23:01 | comments(2) | - |
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